ロヴァニエミ Rovaniemi
いつでもサンタに会える、そして未来のデザイナーたちが集結する街
クリスマスに開催された「願いをかなえるツリー」で飾られたオーナメントカードを届けに、サンタクロースさんの待つ『サンタクロース村』へ。毎年恒例の行事です。日本の友達が思いを込めて書いたカードの数々。サンタさんは毎年楽しみにしてくれてます。ちなみに、サンタさんが今年覚えた日本のお笑いネタは何かな?というのが我々の楽しみのひとつでもあります。
サンタクロース村に来たら必ず行きたいお店、それは『Santa's Salmon Place』です。小さなコタ(ラップ人の伝統住宅)式のレストラン。中では焚き火が炊かれており、その直火で職人さんが豪快に鮭を焼いてくれます。ふっくらした大きなサーモンは、自家製のタルタルサラダと一緒に頂きます。 |
そして、今やロヴァニエミを代表するナチュラルフード工房といえば『Annelin』です。ラップランドの大地からの贈り物、野生ベリー&ハーブを使ったお菓子やシロップは、フィンランド国内の雑貨屋さんをはじめ空港でも販売されている人気商品。自ら手摘みし、加工〜袋詰めまでを丁寧にこなすアンネリさん、我々は「北欧の平野レミ」と密かに呼んでいるのですが…底抜けに明るくて知識が豊富。ロヴァニエミに行かれたらぜひお手にとってみてください。
https://annelin.net/en/ |
ヘルシンキ Helsinki
フィンランドならではの手仕事をきちんと評価し、デザインの街としての立ち位置を確立
次にご紹介したいのは、ヘルシンキの港マーケットのすぐ近くという好立地にあります『Taiga Colors』です。テキスタイルといえばmarimekkoやFinlaysonなどのデザインパターンを思い浮かべますが、こちらはそれらとは違う、特に個性的なパターンで勝負しているお店。オーナーのユッタさんは写真家としても活動するデザイナー。街の風景や自然、または航空機のような機械的なモチーフに至るまで、ヘルシンキという「街」を切り取った写真をデジタルプリントした布製品を展開しています。中には、フィンランド一有名といわれる、絵を描ける熊「Juuso」の描いた絵を商品化したアイテムも。100%国内産素材にこだわり、洗濯もできるというから驚き。ヘルシンキに行ったらぜひ覗いてみてください。猛烈に日本語を勉強中のユッタさん、日本語で挨拶してくれますよ(笑)
尚、お店のウェブサイト日本語ページは、実行委員が翻訳協力をしています。 |
ヘルシンキ食事編!として(本当は教えたくないけど)ご紹介いたしますのは『Kolme Kruunua』です。中心地からはほんのちょっと離れているのですが、地元の人たちで賑わう、超人気店。絶品のフィンランド伝統料理が格安でいただけます。空間も気取った雰囲気は一切なく、本当に居心地よい老舗レストランなのです。
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ヘルシンキには「Design District」といい、市をあげてデザイナーたちの手仕事を後押しするプロジェクトが存在します。そこにラインナップされた店舗たちを紹介するマップはあちこちで手に入り、ヘルシンキのデザインショップ巡りをするにあたって、とても参考になること間違いなしです。こういう観点で作られているハンドブックは、さすがに東京では見たことないですね。。
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ヨエンスー Joensuu
ゆったりと時間が流れ、接する人みんなが温かい。フィンランド人たちの心の故郷、ヨエンスー。
フィンランドの人々にとって心の故郷と言われる北カレリア地方。ヨエンスーはその中心にある都市で、大学があるため学生の街でもあります。文化的にも歴史的にも重要な地域だということで今回、ヘルシンキから列車で往復9時間、滞在6時間の日帰り旅を決行しました。
CARELICUM(北カレリア博物館)はフィンランドという国ができるまで、が要領よく説明されており、カレリア地方の実に波乱万丈な歴史を知ることができる博物館。この地域が様々なフィンランド文化の発祥地であること、その背景にある素晴らしい自然が丁寧に残されていること、などがわかる展示となっていて、全体的にとっても見応えがありました!
北カレリアをはじめ、フィンランドのハンドクラフトに関する情報や商品が集結しているのがTAITO Kortteli。デザインの国といわれるこの国で、ハンドメイドに特化したコンセプトが特徴のTAITOですが、ヨエンスー支部ではクラフト教室やショップ、カフェなどが集まる総合アート施設となってます。施設内のノスタルジックなカフェで、本場のカレリアンピーラッカ(ライ麦粉のパイでライスプディングを包んだ伝統食)も頂きました。フィンランドに来ると必ず朝食でも食べていたのですが、こちらのは生地が全くパサつかずモチモチとしていて、ちょっと驚きました… さすが本家本元!ぜひとも再現したい食感です。
北カレリアをはじめ、フィンランドのハンドクラフトに関する情報や商品が集結しているのがTAITO Kortteli。デザインの国といわれるこの国で、ハンドメイドに特化したコンセプトが特徴のTAITOですが、ヨエンスー支部ではクラフト教室やショップ、カフェなどが集まる総合アート施設となってます。施設内のノスタルジックなカフェで、本場のカレリアンピーラッカ(ライ麦粉のパイでライスプディングを包んだ伝統食)も頂きました。フィンランドに来ると必ず朝食でも食べていたのですが、こちらのは生地が全くパサつかずモチモチとしていて、ちょっと驚きました… さすが本家本元!ぜひとも再現したい食感です。