Concept
|
Designer
|
北欧のクリスマスシーズン。
午後4時には太陽が落ちてあたりが暗くなり、 ひとつひとつの窓がぽっと灯り始めて、 楽しい団らんの姿や奇麗に飾り付けられた窓辺が 見られます。 私が子どもの頃、どの国にいようともクリスマスは 決まってデンマークの祖母の家に 家族・親類で集まって祝っていました。 長旅の後、駅からタクシーで祖母の住む通りまで行き、2階にある祖母のアパートの窓に 毎年飾られるクリスマスのキャンドルを見つけると、とてもほっとしたものです。 このクリスマスシールは、そんな北欧の冬の温もりある窓をモチーフにしています。 そこに北欧のクリスマスストーリーには必ずと言って良いほど登場する、いたずら好きの妖精・ニッセを 散りばめました。 大きく開いたドアは、誰もが歓迎されるというメッセージです。 世界中の多くの子どもたちが心温まるクリスマスを送れることを祈ります。 tonaデザイン事務所 河東梨香 Buyer's Guideline of Christmas Seal
|
クリスマスシール・デザイナー
河東梨香(かわとう・りか) ドイツで、日本人の父とデンマーク人の母の間に生まれ、旧ソ連、スウェーデン、日本、アメリカで育つ。 アメリカの名門美術大学ロードアイランド造形大学芸術学部テキスタイルデザイン科を卒業後、住江織物株式会社に入社。 テキスタイルデザイナーとして大手自動車会社向けファブリックのデザインと開発を行う。独立後、2011年にtonaデザイン事務所を設立。多様な国・文化の中での経験を通した異なる文化の融合が、彼女のデザインの根源。現在は東京をベースにSONYやデンマーク王家御用達の照明会社 LE KLINT(レクリント)ファブリックブランドのGeorg Jensen Damask(ジョージ・ジェンセン・ダマスク)にもデザインを提供する等、国内外で活躍している。 |